

エッセンシャルオイル(精油)について(選び方)
リラクゼーション目的で使用する場合と異なり、メディカル目的で使用する場合、エッセンシャルオイル(精油)が直接肌に触れることもあり、成分薬理効果を考えると、必ず高品質なものを選ぶ必要があります。
エッセンシャルオイル(精油)は植物なので、育つ環境(土壌・標高・気候・風土等)により、エッセンシャルオイル(精油)に含まれる成分構成比が異なりますので、成分分析表が付いたものを選びましょう。
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100%天然のオーガニックのもの
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特定機関で認定されたもの
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必ず植物学名、蒸留年月(もしくは分析年月)が明記されているもの
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精油の成分が分かるもの(成分分析表を参照)
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農薬や酸化防止剤が使用されていないもの
エッセンシャルオイル(精油)の取扱注意
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エッセンシャルオイル(精油)は、揮発性・引火性の物質ですので、火気厳禁はもちろん保管・使用には充分注意が必要です。
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熱、光、温度変化、湿気、酸素等で酸化・変質しやすいため、開封後は直射日光、高温多湿な場所は避け、20℃前後の冷暗所で管理して下さい。
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原液での使用は身体に及ぼす影響が強いため、小さなお子様やペットがいる場所では、誤飲防止等も含め特にお気を付け下さい。
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開封後は、使用期限に関わらず、できるだけ半年~1年以内に使用して下さい。特に柑橘系の果皮から採った精油は、開封後半年以内に使い切るようにして下さい。
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精油が目に入った場合は、まず最初に植物油で希釈し(精油は親油性で水溶性ではないため)、その後水洗いしてから、医師の診断をお受け下さい。
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妊産婦、乳幼児、また、既往症のある方は、使用できない精油があります。使用前に必ず専門家にご相談の上、ご使用下さい。
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使用中、異常(肌にかゆみ、赤み、はれ、刺激など)が現れたらすぐに使用を中止し、大量の水で洗い流し、症状がひどい場合は医師の診断を仰いで下さい。
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柑橘系精油の中には、使用後すぐに日光にあたるとシミや炎症が起こる場合があります。塗布後4~6時間は外出を控えるなど充分ご注意下さい。
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精油の成分によって、神経毒性のあるものや皮膚刺激が強いものなどがあり、濃度や使用方法に注意が必要なものがあります。香りだけに頼らず、専門家や専門書等で精油の成分、効能、禁忌をよく調べてからご使用いただくことをお勧めします。
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一般的なアロマテラピー利用(リラクゼーションやマッサージ等)のためのエッセンシャルオイル(精油)は、メディカルアロマテラピーに使用するエッセンシャルオイル(精油)とは品質が異なる場合があります。一般のエッセンシャルオイル(精油)は、メーカー側において、メディカルアロマテラピーもしくは代替療法としての使用法を想定して製造されたものではない場合が多く、安全性は保証されておりません。そのためメディカルアロマテラピーとして使用する場合は、オーガニックで医療用グレードの高品質なエッセンシャルオイル(精油)のみをご使用下さい。